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●WSJからiPhoneに関して取材を受けた(Life is beautiful)
WSJ:開発環境に関してはMicrosoftがマーケットのリーダーだと思っていたが
私:Visual Studioはすばらしい開発環境だが、モバイルに限って話で言えば、Xcode上でiPhoneアプリを開発するという環境の方が圧倒的に優れていると私は感じている。もちろん、私の主観でしかないが。
WSJ:ちなみに、元Microsoftの開発者がこれほどAppleの製品に肩入れをするというのはいったいどういうことなのか
私:そこに関しては私も複雑な気持ちだが、実際のところ私の家のパソコンは今やすべてApple製だし、Apple TVからiPod/iPhoneを含めれば、いくつApple製品を持っているか数えきれないぐらいだ。WSJ:確か、Windows95の開発に関わっていたんだよね
私:しかし、その後の進化に関して言えば、OSに関してもブラウザーに関しても、Appleに一歩も二歩も先に行かれてしまっているというのが実情だ。メインの開発マシンに関しては、私もぎりぎりまで抵抗していたのだが、一年ほど前についにMacに切り替えた。WSJ:開発マシンまでApple製なのか?
私:最初はMacBookで、今はMacBook Airを使っている。先週もポートランドで開かれたRails Conferenceに行って来たばかりだが、大半の開発者はMacBookを持って来ていた。Linux/Unixサーバー向けのウェブサービスの開発 をするのであればMacが文句なく最高の環境だし、iPhone向けのアプリを作るとなれば当然必須だ。たぶん、もうWindowsには戻らないと思う。
Appleのメインのお客さんは開発者(特にWeb系)、なんでしょうなぁ、最近は。
ところでわたくしのWindowsを使ってる「プロ」のイメージ;
- エロゲ
- ny
- そんでもって職場や仕事先にWinodows鯖があってみたり
ズバリなヤツを何人か知っとるわ(笑)。
※文脈上時系列が少々捻れてます。
思えば80年代、すでにMicrosoft vs Appleという対立基軸があって、人びとの人情はAppleに向いていた(わたくしの脳内では日本電気 vs キヤノン販売に変換されていたのでそうでもなかった)。
それを決定づけたのがMicrosoftのWindowsのリリースである。
わー、さすがにこりゃないわ、とド素人も思った。
MS-DOSでええどす、と思っていたコマンドでプロンプトなわたくしは軽く敗北感を覚えたものだった。
私が属していたギョーカイがMacOS(てゆーかAppleTalk)寄りだったためやむなくMacなぞを購入してしまっていたが、いまだにOS9まではWindowsとドングリの背比べな糞と思っている私にとってAppleの優位性といえば当時日本でも「ベッコアメ・ショック」とともに台頭してきたインターネットへの接続のしやすさ「だけ」だったかもしれない。
NCSA Mosaicがあって、Netscapeがあって、てな時にMicrosoft社内ではビルに対する「インターネットどうしますか?」禁句令が布かれてたとかでMicrosoft経営陣は「んなもんこのあとどうなるってもんでもないやろ」という空気を無理矢理醸していたらしい。
だが気がつきゃ世の中インターネットである。
スティーヴ・ジョブズがAppleに出戻ったり、MicrosoftがAppleに「まぁ、これで美味しいもんでも食ってくれよ」と出資したり、てときには「あ、ウチのInternet Explorer、Mac用のも作っといたから、出荷時に載せといてよね」となったわけだ。ご丁寧にボンダイブルーの色付きで。
そんなこんなでネスケは転けた。
とある知り合いが「来週からNetscapeに出張なんですー」と言ってるときにまさに転けたのであのまま出張があったのかどうかよく覚えていないが、世間の印象は「ついにネスケはMicrosoftにトドメを刺された」であった。
90年代半ば頃Yahoo!が出てきたとき、誰もが赤い眼鏡にCool!と言われたくて頑張っていた。
しかしその後(今思えばすぐに)Googleが現れた。Googleには赤い眼鏡もCoolもへったくれもない。しかもトップページの異様なまでのスッキリデザインに人びとは衝撃を覚えた。
ビル・ゲイツが「インターネット」という言葉を毛嫌いしていた(とされる)のに反して、ネットにある情報は急速に拡大してYahoo!の人海戦術では追いつかなくなってきていた。
今でこそ「Yahoo!がGoogleに助けを求めて」「独禁法としてどうよ」などと過去のことを忘れたフリして騒がれるが、こないだまでYahoo!はGoogleのエンジンをフツーに借りていたのである。
それにしてもあの人たち、こんなもんでどうやって金稼ぐのよ、と思っていたところGoogleは検索エンジンに広告を掲載する手法を編み出した。
その頃はMicrosoftとGoogleが対立基軸になるなんて誰も思っていなかった。
アチラはWindowsとOfficeとあとなんが業務用のもんを売る人たち、アチラは検索エンジンの人たち、とまったく異なる業種に見えていたからである。
ところがテクノロジーが急激に発達し、そういえばアメリカでも前々回(だっけ?)の選挙ではアル・ゴアが「情報ハイウェイ」構想をブチ立てたり世界中でインフラが整備され始め、日本でも「お隣韓国ではブロードバンド比率がこんなに高くなってるのにテレホーダイなんてやってる場合か!」なことになってきていた。街頭にYahoo! BBの人たちが紙袋を持って立ち始めたりもした。
そんでもって気がつけばブラウザがプラットフォームと化し、ティム・オライリーがWeb2.0とか言いだし、Microsoftはただ巨大なだけの、何をやっても垢抜けない会社になってしまっていたのである(垢抜けないのは昔からではあるけれど)。
21世紀になるとGoogleが学生の同好会を会社っぽくするために(かどうかは知らない)エリック・シュミットを招き入れていたが、さらにエリックはAppleの社外ボードメンバーとなる。
位置関係としてGoogleの庭先くらいのところにあるMozillaとGoogleの関係も、GoogleがFirefoxの利用を推奨するなど親密である(Safariを使え、とは聞いてないw)。IntelだってAMDだってみんなあのへんだ。
そうやってシリコンバレーでみんなでお友達っぽく、スタンフォード学閥もあったりして、つーかそれがまさに今旬の「ソーシャル」に結びついてるとも思うのだけれど、カリフォルニアの北の方で人やカネが動きながらやってるところで、でも実際街としては単なる湾内のシリコンバレーよりよっぽど歴史もあり垢抜けてるであろう都市シアトルあたりではXboxくらいしか目新しいものがなくなってしまっていた。
このご時世に物事を囲い込んで「使いたければカネを出せ」の商売やってると嫌われるのはJASRACを見ても明らかで、Googleが(つーかYahoo!が)「基本はタダ、ご自由にお持ちください」を始めてしまって人びとが「タダ」に慣れてしまうと余計その「カネよこせ」感が悪者っぽく見える。
さらに北欧やアメリカの「思想」とも言える「オープン」が光速インフラに乗っかってだダーッと台頭してくるとMicrosoftの売り物はマジでXboxくらいしかないようにさえ見えてくるのである(実際は他にもありますよ、Zuneとか(違))。
AdobeでさえPhotoshopをWebアプリ化してくる時代である。
バージョンアップが年貢の取り立てと化してるパッケージソフトはヤバいんである。
Googleのように広く浅くタダで人びとを取り込んでいく手法はどこかで見たことがあると思ったらまさに「布教」だ。
欧米人にとっては、王の圧政によって貧民が困難を強いられている人びとのところに清らかな宣教師がやってきて人びとに畑の耕し方やワインの作り方を教えて収入を得られるようにしたり、病気も治せば学校も運営する、というのがついこの間までの長い年月を重ねたリアル(いや、今でもリアルだ)なので、「オープン」で「ソーシャル」な「布教」に心を奪われるのはもっともかもしれない。それがどんなカルトであったとしても。
布教は仲間を増やしていくことが基本となる。日本の村八分でムラな「ソーシャル」とは異なるし、権力を握る者がその権力を手放すまいとあれこれ画策するのとも異なる。宗教が実際に対峙するのは異教だろう。
なのでGoogleは圧倒的な技術力で拡大する(もしかするとやっぱ「今のところ」カルトの)宗教のようであり、Microsoftはその宗教に脅かされる権力者のように見えなくもない。単なる企業の対立、例えばトヨタとフォード、みたいなもんではないのである。
布教活動が営業化して何とはなしに「会社」になってるYahoo!ではあるが、庶民どもにおいてあまり評判のよろしくない王政側に取り込まれそうになったらそれは心情として捨て身の「No」となるのはわかる。アメリカの合理の中にある株式会社としての実利をそんなもので逃すとは(それが理由の全てではないにしても)少々意外ではあったが。
Microsoftとて「人びとに愛される庶民の味方の優しい王様」になるチャンスは過去に幾度もあったと思うのだけれど(Appleにカネ出したりしたんだし)、ほとんどそうしてこなかったことがより反権力的なムーブメントを生んだとも言える。
問題はGoogle教団と戦えるだけの宗教が存在しないことではないだろうか。
出てくるとしたらGoogle内からでしかないとも思えるが、シンプルなコンセプトに経営者もちゃんと乗っかってやってる分にはなかなか難しい。Googleの上層部はブレたら内側がヤバイ、ってのをよくわかってるんだと思う。
●マイクロソフトからGoogleに受け継がれる「悪の帝国」の座(WIRED VISION)
●バルマーの誤算 - 嫌われ者の思考回路(Tech Mom from Silicon Valley)
●西友でデル製PCを販売 総合スーパー店頭は初(ITmedia)
西友内の電気屋で中古の調整品PCを売ってるのをみたことがある。
なぜかデモで「マイアヒ」かなんか流されてたと記憶している(だから覚えてるとも言える)。
DELLは他の日本の大手メーカー品と比較して安いというのもあるけれど余計なもんにリソース食われてる比率が低いという部分もあってMac買え!とは言いにくいフツーの人びとには勧めやすい(そういえばSotecってまだあるんですね、なんて言っちゃならんのか)。そのワリには「どこで売ってんですか」と訊かれて「えー、、、」となることが多いのでもったいないとは思っていた。
ちょっと前まで「なんで日本で "だけ” 売れないのかMac!」の時にスーパーの店先で風船持ったお姉さんが「はーい!僕たちー!リンゴのパソコンですよー!」みたいにして売んないと未来はないぞ、と思ったもんやけど。
わーい!ヨドバシカメラだ!
●販売店ではMacをどう見ているか?--ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店マネージャに聞く(CNET Japan)
どういう仕込みなのかわからんけど、この切り口、ええな!
昨年Leopardが発売になりだいぶ経過しますが、まだ伸びている状況です。MacBook、iMacともに伸びていています。具体的な販売金額や台 数などの数字は言えないのですが、100%以上はいっています。前年度のシェアとしては、Windowsよりも伸びています。市場としてそうですが、前年 度よりも販売シェアがおちている中で、Macの割合が伸びているということです。
ちょっと前まで「日本でMacが売れない、海外で伸びてても日本で売れない、売れない売れない、どうしよう、原田も去った、前刀も去った、どうしよう」状態だったんやけど。
いつまでたってもミドルタワー売る気がないみたいやからMacBookでも買っとくか、と諦めた人達の需要もあるのではないでしょうかね。
MacBookの一番下のモデルとWindows機の値段を比べてみますと、性能は完全にMacのほうが上なんです。スペックだけで見る方でしたら、中のソフトはあまり見ませんので、Macのほうが安いなと。
そうです。ただWindowsが入っとらんだけ。
しかも余計なもんがてんこ盛りでショテからリソース食われまくりのWindowsよりは扱いやすい。
人によってそれぞれ「余計なもの」は異なるけど、その余計な物の種類が少ないから削除もしやすい。Windowsはどっから削除したらええのかようわからんもんがぎょうさん入っとること多いし。
その点においてWindows勢でライバルになりうるゆうたらDELLくらいやないか。
Windowsも一緒に買う人は、確率としては、MacBook購入者の6割。iMacでは半分いくかいかないかだと感じています。Mac Proはまずないですね。
Microsoftさんも喜んではるでしょう。
※オマケのマックの原田さん。
ぁゃιぃ例のヤツ。
OpenMac改メPsystar Open Computer。
●勝手にMac互換機 Psystar Open Computer 実機インプレッション、ベンチマーク(Engadget Japanese)
まー、クパチーノのスティーヴさんは「みんなの意見を集約したみんなが欲しいもの」なんてこさえる気はさらっっさらないんやろけどね。
●What laptop does Steve Ballmer use for his presentations? Right...(Flick)コメント欄で「オレも見たでぇ!こっちも見てや!」でモノホンの模様。うけけけけ。
●'OpenMac' Promises $399 Headless Mac... But Not From Apple(Mac Rumors)
この手のもん、Apple様デザイン料その他乗っけて10万円でもみんな買うぞ。
しかしこれ自体はホントに動いたとしてもアップデートとかかけようとするとあぼーんな可能性もなきにしもあらず。
ほんま、めんどくさい。オレこんなんもうやめたる!ゆうヤツ続出の予感。
●CSSでのフォント指定(ARTIFACT ―人工事実―)
この記事を書いてから、Macintoshにメイリオが入ったり、Windows版Safariの登場など、環境が複雑化している現在、下手にfont-familyは指定しないほうがいいなと思って、ブログでのフォント指定をやめてみた。
ただ、メイリオで表示してもらいたい場合、文字コードがUTF-8では、欧文フォントが「メイリオ」、日本語フォントは「MSゴシック」などブラウザの 規定のフォントになってしまうことがある。これを避けるためには、HTMLタグでlang=”ja”宣言をしておくといいそうだ。
もう悩まない。