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NHK朝の連ドラ「ちりとてちん」の中で「算段の平兵衛」が題材にされたことがある。
落語家の草々がストーリーを説明すると主人公の清美が「それって笑えるんですか?」と尋ねるシーンがあった。
歌舞伎とか、落語とか、現代感覚で言うと「で、っていう」てな話が多い。
わたくしは子供の頃から歌舞伎が大好きで今もって長唄だの浄瑠璃だのの音曲を耳にしただけで溶けそうになるくらいなのだけど、人に面白さを説明するのはとても難しい。
歌舞伎観てボロ泣きしまくったり、落語を聞いて拳で掌を叩きまくってもそこには「最後に大統領がF-16に乗ってとっこんでくのよ」的なものがないからだ。
そんでもって以前(2002年)書いた記事がこれ。
●東京ヘリテージ vol.3/アンモ寄席〜大人が愉しむ落語〜
制作の人に超ムリを言いまくって縦書きにしていただいた(「縦読み」ぢゃないよ)ので、ぜひお読みくださいませ。
で、最近何かと話題の中国とか、あと、一緒に仕事をすると「オマエら一体何考えてんだ、、、」の代表であるところの欧州いろいろとか、あのへんのわかりにくさも例えて言えば「イタリアオペラ」とか「フランス映画」とか「ブリティッシュロック(の人間関係)」とか「カンフー映画」で、歌舞伎・落語とかと通じる、と言うよりも、非ハリウッド的・非テレビ的なんである(こちらの米欄でもチョイと書いた)。
わたくしイタリア歌曲の勉強なぞをチョイとしておりますが、「これ、わざわざ歌にしますかね(例:毎度の手前ミソ)」のてんこ盛りだ。
中国の音楽なんてのもやっとりますがド演歌の心120%で表現してるというのに「まだ足りないね」と師匠に言われてしまったりする。
ハリウッドとテレビに集約されるようなエンターテイメント世界が基準になってると人生あんまし面白くないのね、と常々思ってはいるけれど、なかなか抜けきれるもんやないね。
●ストラディバリの秘密を非破壊検査で探る(スラッシュドット・ジャパン)
名工アントニオ・ストラディバリの手による「ストラディバリウス」は1つが数億円もすることでも有名なヴァイオリンだが、あまりに高価なため解体調査などが行えず、その音の良さの理由を調べるためにかんな屑を使って核磁気共鳴や赤外線分光で調査したこともある。それならと、今度はCTを使った調査が行われた(論文)。 ストラディバリウスを含む1700年代に作成された5挺のヴァイオリンと、近年作成された8挺のバイオリンを調査したところ、ストラディバリウスのほうが 年輪のでき方が均等であったそうだ。そのころのヨーロッパは小氷期であり、それが間接的に証明されただけともいえるが、気温が一定した環境で育った木材を 使うことができるのなら、当時のヴァイオリンが再現できるのかもしれない。
ワシらの商売道具にもその「年輪のでき方が均等」に身に覚えがある。
まずウロコひとつひとつが振動するので高級二胡となると概ねウロコのサイズが大きく、それでいてサイズが均等だ(さらに模様の出方が美しい、なんてのも高級要素なのはギターの虎目と一緒)。
ウロコひとつひとつの間は区切られていてはいるけれどそれも皮としてつながっているので、皮1枚としての振動も発生する。
そのへんとボディの木材、形状、それから弓+松脂、さらには特殊な奏法が相まってあのような雑音を極めたらこうなったっぽい響きになる。
素人が二胡を買ってきて弓を左右に動かしただけでは「いい音」にはならないのはバイオリンと同様「響かせ方のツボ」を押さえることができるかどうかで、このへんは声楽やヴォーカルと一緒である(だから美空ディバリって言うんだよ(嘘))。
だからあんまし上手くない人(響かせ方のツボがずれてる人)が弾いてもおそらくストラディバリウスとて「いい音」にはならないだろう(ストラディバリウスも現代技術でいろいろとレストアされてるらしいし)。
ただ二胡の場合ヘビ皮含めてバイオリンのように何世紀にも渡って使用されると言うことはない。弓もほぼ消耗品である。
次回出演予定です。
●『楽縁』武
楽群 来日二十周年記念リサイタル
日時:2008.09.15(月)18:00
場所:王子ホール(銀座三越裏)
入場料:5000円
私はちょっとだけ出る予定(らしいw)ですが、今度は「発表会」ではなくバリバリにちゃんとしたコンサートです。
告知です。
ウチの職場の生徒さんによる発表会+講師(二胡・古箏・琵琶・楊琴+笛・高胡・中胡)による合奏です。
●日時:2008年6月7日(土)
開場/15:30 開演/16:00 18:00終了予定
●場所:サンパール荒川
●入場無料
わたくしも出演予定です。
4月21日がお誕生日の方はいろいろいてはりまして。
●第三十四代木村庄之助(Wikipedia)
てなワケで先週金曜日は関係者による引退記念パーティーが執り行われ、そこでわたくしも二胡なぞ弾かせていただいて参りました。平日の夕方でしたけど、大勢の人が集まってました。
動画のコーデックがキャー!とかなってるのはそのときの演奏を録画していただいたの自分で見らんないっちゅう、、、
で、月曜日は親方のお誕生会(?)にお呼ばれして参りました。
誕生日=定年退職の日です。
この項、多分続くと思う。