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こちらで超有名エチケットをパク題材にさせていただいたが、実を申せば私はボルドーのワインがそれほど好きではない、とフランスワイン好きが集まってチビチビやってる席で口を滑らせたならそらもうブリティッシュ音楽好きの集いで「ビートルズよくわかりませーん」と言ってるようなもんだわね。その場をは見事に凍る(空気読めなくてスイマセン)。
ものすごーーーく乱暴に端折ればボルドーはかつて超栄華を誇った大英帝国の貴族の味覚に合わせて発展してきたワインである。なんかね、葡萄飲んでんだか樫樽飲んでんだかわかんないし、つまりイギリス向けと言うことなんだろうけれど、メシ食いながら飲むってより単体で強烈な「樫樽味」をメインに楽しむって感じだ。
夕張メロンとかキャビアとか高いもんばっかり子供の頃から好きだと思われている私の味覚だが、開栓2〜3時間以内のボルドーのオールドヴィン テージは30年前のビニール人形を樫樽と一緒に食わされてるみたいにしか感じられないし、ハッキリ言ってソーテルヌ(イケムとか)なんてアルミ鍋に蜂蜜かけ て噛まされてるみたいで飲めない。
ヨーロッパだとそのへんの食堂とかバルとかで出された安い地元のテーブルワインの方がずっと印象に残っていることが多い。おそらく皆ステンレス樽で発酵さ せたものだろう。濾過もほどほどに生々しく微発泡してたり、氷を入れたグラスにオレンジ色の液体が注がれてたり。そんな特徴はなくても夏の昼下がりに無造 作にデキャンタで出てくる素っ気ないけど大人味なワインとか、同じような物が日本で1本500円くらいで買えてしまうと「あー、あー、これこれ、この 味!」と買い占めに走る(最近はそのへんのスーパーでもそういう物が何気なく売られてたりする)。
フランスやイタリアの田舎でポリタンクを車に積んでそのへんの農家に買いに行くようなワインをありがたがることもない。でも以前は「これ、葡萄ジュースと 水と砂糖足してるでしょ?」みたいな安ワインが横行していた日本において、ワインブームが去ってみれば味の記憶だけが残っていて、そこそこフツーのヨー ロッパ大人味がフツーの日本のスーパーの棚に置かれるようになっているのかもしれない。
ヘー、コーノさんて意外と安上がりなんだね、と思った人は大間違いで、私はブルゴーニュとシャンパーニュのほぼ信者である。北イタリアの渋いワインも好きなのでそこそこリーズナブルなイタリア料理屋あたりでも経済的に間違った選択をしてしまうリスクを孕んでいる。
さあ、こんなこと書いてたらアマローネを猛然と飲みたくなってきましたよ。どっかに落ちてねぇかぁ?
追記メモ:
その後脳内はレチョートを求めてハラホロヒレハレ(T_T)。