クリエイターにとっての理想システム
ちょっと前までなら「なーに夢みたいなことほざいてんだか」やったのにな。
●JASRACモデルの限界を超えて——「初音ミク」という“創作の実験”(ITmedia)
「JASRACは『音楽を作ることができる人は、特別な才能を持ったごく少数』という前提に立っている」と伊藤社長は話す。実際、JASRACに 信託するには「直近1年以内に定員500人以上のコンサートで使われている」「大手メーカーが作った全国販売のCDで使われている」などといった公表実績の基準を満たす必要がある。「“超特定少数”対“多”の関係でやってきた形態で、“多”対“多”——全員が作り、全員が評価するという今の仕組みに合っていない」
この矛盾の背景に、CGM(Consumer Generated Media)時代の到来という大きな変化があると伊藤社長はみている。「著作権の仕組みは、CGMを前提にしていない。急にそういうのが来たからみんな、泡を食ってる」
古代、人間は自給自足だった。自分と家族が食べるものを採集・狩猟し、自分に必要な服を作り、家を造り、土器を焼く。何でも「Consumer」(消費 者)が「Generate」(作る)っていた。「人はもともと、CGM——Mではないが、CG○という存在だった。『CGごはん』とか『CG服』とか」
当面は無償で運営するが、維持が難しくなったとき、何らかの収益化は必要になる。「収益モデルというよりも収穫モデル」——ユーザーが望む仕組みを維持し、創作を発展させることで、豊かに実った創作の“収穫“をみんなで分け合えればいいと考えている。
「『Googleはすばらしい』という本が売れ、『何でもオープンにしようよ』という人たちが現れている。オープン化には賛成するが、『コンテンツはタダ』という発想に、作る側として違和感を感じざるを得ない」
「『Googleから見えなければネットにないのと同じだから、みんな真っ裸になって全部見えるようにしてね、そうしたらGoogleが少しは分ける』 という形は、音楽や映像産業に対するインパクトが感じられない。権利者を踏み台にした創作はできるだけ排除しなければ、健全な場は維持できなくなる」
「誰もが創作活動を通じて自己表現でき、正当に認められる世の中が理想と思う。そのためのサービス提供、製品開発を続けていきたい」
「メタクリエイター」を自認する同社。自ら「初音ミク」や「ピアプロ」といった商品・サービスを生み出す「クリエイター」でありながら、ほかのクリエイターの役に立つ「クリエイターのためのクリエイター」でありたいという。
同社のミッションは「世の中のmissing pieceを埋めていくこと」。初音ミクの思いがけないヒットで直面した、アマチュアの豊かな創作とそれを支える仕組みの不備。みんなの声に耳を傾けながら、未知の分野の足りないピースを、手探りで埋めていく。
ベトナムなんか行くと「CG服」に近いゆうか、今はどうだかわからんけれど、ちょっと前までは町の市場の端にある服屋さんに生地を持っていって作ってもらう方が工場で大量生産された服を買うより安うて、軽くショックを覚えたことがあるんやけど、なんかそんなカンジ。
Comments
そういえば昔CG服やってました。韓国のYシャツ工場と提携して、ネットで形を決めて発注するとEMSで送られるという仕組み。Generateするのは別に作る側だけじゃなくてもいい時代ですね。